レビュー

【評価・感想】何とも言えない気持ち悪さ(誉め言葉)とシビアなサバイバル【ザンキゼロ】

※ネタバレなし

『ダンガンロンパ』のスタッフが送る、新作RPGです。

奇抜な設定で釣ってるだけだろうなと期待せずにプレイしたら、思いのほか面白かったです。

ゲームシステム、ストーリーともに十分楽しめる良作だと思います。

以下、詳しく述べていきます。

『ザンキゼロ』の概要

発売日2018年7月5日
ジャンルRPG
対応機種PS4
PSVita
PC
CEROD(17歳以上対象)
発売元スパイクチュンソフト

ストーリーあらすじ

2018年7月8日。出版社に勤める日暮ハルトは、ビルの屋上から身を投げた。

しかし、気が付くと廃墟が立ち並ぶ小さな島にいた。

そこには、日暮ハルトと同じ25歳だという男女が6人と、比良坂サチカという少女がいた。彼らも目が覚めたらこの島にいたという。

島の中央にあるガレージに8人が集まると、突如として古びたテレビの電源が付き、エクステンドTVという番組が流れ出す。テレビに映ったアニメキャラクター達が言うには、世界は滅亡して人類はこの島にいる8人しか残っていないらしい。

さらに、8人はクローン人間になっていて、へそに付いているペケ字キーがある限り、死んでも生き返ることができるという。そして、エクステンドTVの役割は人類を再生させるため8人をガイドすることだという。

世界の滅亡やクローン人間といった話を信じられない8人だったが、頼れるものが他にない以上、エクステンドTVの出すミッションをこなすしかないのだった。

ゲームシステム

ゲームの流れ

章ごとに、拠点となるガレキ島に廃墟が流れ着きます。廃墟=ダンジョンで、廃墟の最奥にいるボスを倒すと章クリアとなります。

マップ

マップはマス目ごとに区切られていて、マス目を通ると情報が自動で追加されていきます。

廃墟

廃墟には敵や罠が配置されています。謎解き要素もあります。

戦闘システム

最大4人をパーティメンバーとすることができます。パーティは前衛、後衛と左右に分かれていて、攻撃を受けた方向によって、ダメージを受けるキャラクターが決まります。パーティ変更はいつでも可能です。

□ボタンを押すと攻撃することができます。

□ボタンを長押しすると、ゲージが溜まっていき、最大4人同時に攻撃することができます。チャージ攻撃では、敵の部位破壊をすることができます。

攻撃にはクールタイムが設定されているので、連続して攻撃することはできません。

敵はリアルタイムで行動します。プレイヤーがその場でとどまっていても動きます。マップやインベントリ画面を開いている時も襲ってくるので注意が必要です。

キャラクターが死亡すると、持っているアイテムをその場に落としてしまいます。8人全員が死亡するとゲームオーバーとなります。

ステータス

主なステータスとして、生命力、スタミナ、便意、ストレスがあります。

生命力・敵の攻撃を受けたりすると減る
・0になるとキャラクターが死亡する
・アイテム、休憩、就寝などで回復できる
スタミナ・時間経過等で減る
・0になると生命力が減っていく
・食事することで回復できる
便意・食事や時間経過によって溜まる
・最大まで溜まると漏らしてしまい、様々なデメリットがある
ストレス・便意や所持重量が一定値を越えたり、嫌いなものを食べたりすると溜まる
・溜まると、スタミナが減りやすくなる

所持重量

キャラクターはアイテム7個と装備4つを持つことができます。しかし、キャラクターごとに所持重量が決まっていて、超過すると移動することができなくなります。

控えのメンバーは所持重量を無視することができます。

装備

キャラクターは武器と、頭・体・足に防具を装備できます。

武器には打撃・刺突・斬撃の3つの属性があります。

武器、防具ともに追加効果が付いているものがあります。

スキル

キャラクターのレベルが上がると、スキルポイントを獲得できます。スキルポイントを消費してスキルを修得できます。

ベース

主人公たちが拠点とするガレキ島にはいくつかの施設があります。

倉庫アイテムを保管できる
工作室素材から装備やアイテムを作ることができる
寝室生命力を回復できる
調理室食材から料理を作ることができる
トイレ便意を解消できる

これらの施設は、素材を使ってレベルアップさせることができます。

エクステンド

主人公たちはクローン人間なので、死んでもエクステンドマシンで生き返ること(エクステンド)ができます。ただし、エクステンドにはスコアが必要です。スコアは敵を倒すことで貯まります。

シガバネボーナス

エクステンドする際、死因や死んだときの状態などによってシガバネボーナスを得ることができます。

シガバネボーナスは消えることはないので、様々な死に方をすればするほどキャラクターが強くなっていきます。

老化現象

主人公たちはエクステンドすると幼児の体で生き返ります。幼年期、青年期、壮年期、老年期と成長していき、13日で寿命が来て死亡します。日数は、ダンジョンでエリアが切り替わったり、寝室で就寝することで経過します。

成長度合いによってステータスが変わったり、装備できないものがあったりします。

難易度とクリア時間

難易度は5段階あります。(最初は3段階しか選べません)

私は難易度Ⅲでプレイして、クリアまで40時間かかりました。

評価・感想:ストーリー

何とも言えない気持ち悪さ

最近やったゲームの中では一番衝撃的なプロローグでした。世界滅亡やらクローン人間やら…。設定に関してはある意味よくある感じかもしれないし、奇をてらった感も否めませんが、なんとも言えない気持ち悪さがあって個人的には新鮮でした。

飽きさせない展開

ぶっとんだ設定だけ作ってあとは尻すぼみなんじゃないかと心配しながらプレイしてましたが、そんなことはありませんでした。だんだんと真実が明らかになるだけでなく……まあなんかあれやこれやといろいろとあります。

科学的、現実的にとか言ったらツッコミどころはそこそこあるとは思いますが、ぶっとんだ設定にもちゃんと理由があったし、エンディングもうまくまとめられてます。

陳腐なところもあったけど、最初から最後まで飽きずに楽しめるストーリーでした。

17歳以上対象

このゲームはCERO:Dです。流血シーン、えぐい表現、ゲスい話、エロ要素なんかがあります。

いたって普通ですよーみたいなイラストしといて話は結構ハードです。こういうところもこのゲームの魅力の一つではありますが、苦手な方はお気を付けください。

大御所声優がお送りするエクステンドTV

ゲーム中たびたび流れるエクステンドTVはパロディとか下ネタが多目です。しかも、男の子はCV中尾隆聖、羊はCV野沢雅子です。

最初は「また大御所声優に好き勝手いろんなこと言わせやがってよ~」って感じで複雑な気持ちで見てましたが、2人共ノリノリなんで普通に面白かったです。バイキンマンや孫悟空がえげつないセリフを喋るというギャップを楽しめます。

イベントCGのクオリティ

そんなにヒドイわけではないですが、イベントCGのクオリティがちょっと気になります。なんか怪しいのがちらほらあります。数はそこまで多くないと思うので、もう少しクオリティを上げてほしかったです。

評価・感想:ゲーム

難易度高めだけど……

難易度Ⅲ(ノーマル)でプレイしましたが、なかなか難しかったです。

  • 敵の攻撃力が高い
  • 死角からも敵が来る
  • 袋小路に追い詰められると移動できない
  • 罠が多い
  • 気を配るべきステータスが多い
  • 持てるアイテム数に制限がある
  • 死ぬと持っているアイテムや装備を落とす
  • ダンジョン内ではエクステンド(復活)できない
  • エリア移動すると日にちが進んでキャラが老化する
  • めんどくさい状態異常が多い

こんな感じで難しいです。ただ、ぬるいと感じたところもあります。

  • ダンジョンでは出口に行かなくても、メニュー画面からベースへいつでも帰還できる(持ち帰るスコアは減る)
  • ↑8人全員が倒される前にベースに帰還すればいいので、ゲームオーバーになることがほぼない
  • エクステンドに必要なスコアが貯まりやすくて余裕で余る
  • ↑実質エクステンドし放題なので、状態異常や瀕死になったときはわざと倒されてエクステンドしたほうが良い
  • 日数制限がない
  • ↑どんなにボロボロになっても、時間をかければ体勢を立て直せる

ぬるいと思うなら難易度上げろやって言われそうですが、敵の強さとかステータスとかダンジョンの仕掛けとかそこら辺はちょうどいいんですけど、ダンジョン行ってベースに戻ってを繰り返せばいずれはクリアできるっていうのがなんか物足りなく感じたんです。

エクステンドにかかるスコアを増やすか、日数に制限をつけたらもっと楽しめたんじゃないかなーと思いました。調整は難しそうですが。

ダンジョンがホラー

世界が滅亡してるということで、ダンジョンは薄暗い不気味な廃墟がほとんどです。ほぼホラーゲームです。

あんなところにレベルあげとか素材集めに行くのは気が滅入ります…。ビビリの私には辛いゲームでした。

不親切なUI

シンプルで見やすいUIなんですけど、書いてある情報が少なくて不便に感じるときがありました。

修得したスキルがパーティ編成画面やインベントリ画面で確認できなかったり、アイテムの効果(いくら回復するとか)が書かれてなかったり…。

アイテムに関してはサバイバルだからっていうことなのかもしれませんが、せめて一度使ったアイテムの効果くらいは書いておくようにしてほしかったです。

まとめ

点数82/100
  • 何とも言えない気持ち悪さがある設定
  • 最後まで飽きずに楽しめるストーリー
  • ハードな表現多め
  • 難易度高めのサバイバルRPG
  • ダンジョンがホラーすぎて辛かった
  • UIがちょっと不便

暴力表現、ゲスい話、エロ、パロディ、ホラーが大丈夫な人にはおすすめできるゲームです。

売り上げが芳しくなくて話題になってますが、十分面白いゲームです。安心してお買い求めください。

ゲーム公式サイト

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期待の新作!

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